| イタリア語を学ぶ |
イタリア語
イタリアではおよそ5,800万人がイタリア語を話しています。さらにクロアチア、フランス、スロヴェニアに約150万人、スイスでは50万人がイタリア語を話しています。また、アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、アメリカには多くのイタリア人移民が生活しています。 多くのイタリア人は家では方言で話しますが、家の外や外国人と話すときはたいてい標準的なイタリア語を使います。また、多くのイタリア人はジェスチャーや顔の表情など、全身を使って話しているような印象をうけるのもイタリア語の特徴と言えるでしょう。 人口の約5%、300万人近くがフランス語、ドイツ語、スロヴェニア語などの外国語を話します。これはイタリアの国境に接する国々の影響を受けているものですが、フランス語(ヴァッレ・ダオスタ)、ドイツ語(アルト・アディジェ)、スロヴェニア語(フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア)はこれらの州の学校で教わる公式な言語として認められています。フランス語に影響を受けた方言は主にヴァッレ・ダオスタやピエモンテ地方で使われています。ドイツ語を話す人は主にボルツァーノ県などに多く、スロベニア語はウーディネ県の一部やゴリツィア県東部、トリエステ県などで使われています。 主なイタリア語の方言はサルデーニャ方言、フリウリ方言、ラディン方言などがあげられます。サルデーニャ方言などはほとんど別の言語といっても良いくらいです。またリグーリアやナポリ、シチリアなども方言色が強い地域です。アルバニア方言は主にシチリアやカラブリアで使われていますが、モリーゼ、アブルッツォ、カンパニア、プーリア、バジリカータといった南部でも話されてい ます。サルデーニャの北西にあるアルゲーロの街では半数近くの人々がカタロニア語方言を話します。これは1354年にアラゴン王の支配を受けたという歴史 的背景から現在まで続いているものです。 イタリア語は多くの外国人が学んでおり、その音楽的な発音も魅力的です。ラテン語のルーツをもたない外国人には文法や動詞の活用に慣れるまでが大変ですが、フランス語、スペイン語、ラテン語などを勉強した人には比較的楽に理解できるでしょう。一方イタリア語の発音は、日本語と同じく子音で終わるため、日本人にとって発音しやすい言語と言えます。 カトリック教会では、今もなお公式な典礼用言語としてラテン語がつかわれており、イタリアの学校では現在もラテン語がカリキュラムに含まれています。 現代イタリア語はラテン語に由来するもので、14世紀頃、時の文豪ボッカッチョ、ダンテ、ペトラルカによって標準化されました。彼らはフィレンツェ方言で作品を書いていましたが、これが後の標準イタリア語の基盤となりました。しかしこの標準イタリア語が実際にイタリア全土に広がったのは、1860年にイタリア統一されてからになります。統一前はそれぞれの地域が都市国家を築いていたことから、個々の方言が今もなお多くの地域で話されているのです。 語学学校イタリア語を日常的に話す機会がないなら、まずはイタリア語コースを探すことになるでしょう。
語学学校により違いはあるものの、スタンダードコースでは1週間でおよそ150ユーロ程度が目安となるでしょう。学校によりコースの種類は様々で、長期コースのものからマンツーマンによるプライベートレッスンまでいろいろ用意されています。 また翻訳や通訳、ビジネス、料理、文化、アートなど、通常の語学レッスンに加え、プラスアルファのコースを設けている学校もたくさんあります。これらの語学学校はその学校独自の修了証書を発行してくれます。 イタリアで最も歴史のある語学学校は『ダンテ・アリギエーリ(Dante Alighieri)』です。この学校は世界にひろがるネットワークをもち、イタリアの言語と文化を広めています。語学の理解度を公式に示す証書を取得したい場合は、イタリア政府が認める公式なイタリア語検定試験CILS(Certificato d'Italiano come Lingua Straniera)を受けてみましょう。初級から上級までレベル別に分かれており、中級レベル(B1)の試験に合格すれば、イタリアの大学入学の際に行われる語学試験が免除されます。 ![]() ペルージャ外国人大学
多くの大学では様々な種類のイタリア語コースを開講しています。これは通常夏期に行われ、私立の語学学校と比べて授業料もリーズナブルです。また、ペルージャやシエナにある外国人大学では1年間のコースが用意されており、様々なレベルのコースがあります。またこれらの大学には奨学金や助成金プログラムがありますので、詳細は各大学に問い合わせてください。 お金がかかっても、短期間でイタリア語を習得したいと思えばプライベート・レッスンが良いでしょう。料金は地域により様々ですが、中部から南部にかけては1時間あたり12ユーロ、ローマやミラノなどの大都市で資格をもった教師に習う場合は1時間30ユーロくらいが目安です。 自分にあった教師を探すには地元の新聞を見たり、大学の掲示板などを利用するといいでしょう。また友人や近所の人などに聞くのも良い方法です。地域によっては、外国人向けに無料のイタリア語教室を開いている市などもあります。 【関連リンク】 |
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