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人口

ミラノの地下鉄駅構内
人口は都市部に集中している。
イタリアの人口は約5,950万人(2007年)で、イギリス、フランスと同じくらいの規模です。人口密度は200人/km2、ヨーロッパ内ではベネルクス三国、イギリスに続き、第5番目に人口密度の高い国となっています。
しかし他の国々同様、人口の分布はまばらで、110ある県のうち、全国平均を超えている人口密度の県は40しかありません。

古代から、地中海沿岸地域に住む人々は、都心開発をしてきました。歴史的、また地理的理由から、イタリアは一つの都市に支配されず、それぞれの地域に都市国家を建設しました。現在、100万人を超える都市はローマとミラノですが、その他の多くの街にも10万人以上が暮らしています。

高齢化
イタリアでも高齢化が進んでいる。
人口の多いその他の地域は、リグーリア、ピエモンテ、ロンバルディア、ヴェネト、フリウリ=ヴェネツィア・ジュリアなどの北部地域に集中しています。逆に、その他の地域では地理的な問題にかかわらず人口は少なくなっています。農村部では、第二次世界大戦の始まったころは人口の半分を占めていましたが、現在は徐々に減少傾向にあります。

現在、バジリカータ州、カラブリア州、モリーゼ州では北部に移住する人が増えているため、人口が減少していますが、一般的に出生率と1家族あたりの人数が多いのは南部です。死亡率は南部が北部と比べて若干低くなっており、北部の一部地域(特にリグーリア州)では、人口が減少し始めています。これは出生率が死亡率と比べ、急激に低下しているためです。(2006年の統計では日本とほぼ同数の1.3人の出生率。)

全体でみると、栄養価の高い食事、衛生面や医療面での整備を反映して、20世紀後半の間、平均寿命は高くなっています。人口の大半は20歳から70歳の人々で、10歳未満の人数は減り、75歳以上(特に女性)の人数が増えています。

19世紀から20世紀にかけて、多くのイタリア人が北部、南部アメリカ(特に北アメリカ、アルゼンチン、ウルグアイ、ブラジル)に移住したことでもわかるように、伝統的にイタリアは海外に移民する人々が多かった国です。1875年から1925年の間に、およそ1,000万人のイタリア人が故国を離れました。(うち、およそ半数は帰国しています。)

不法入国
年々増加する不法入国者。
さらに戦後、オーストラリア、ベルギー、フランス、ドイツ、スイス、イギリスにも集団移民が起きました。この第2の波の移民者の数は800万人で、これもおよそ半数が帰国しています。また50年代から60年代にかけては、南部や北東部から、産業の発達していた北西部への大規模な移住の動きも起こりました。70年代ごろからのイタリアの急速な経済成長が他国(北アフリカやサハラ以南を中心に、フィリピン、中国、南アメリカ、アルバニア、ユーゴスラビア)から多くの移民をひきつけています。2007年の時点で登録されている移民の数はおよそ400万人、これに加え多くの不法滞在者がいるのも事実です。不法入国者の増加で、移民に関する規制はより厳しくなり、国外退去なども増えてきています。

 
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